物事を決める方法。「発散と収束」
物事を決める方法についてお話しします。ちなみに決断する方法は決断力をあげるにはをご覧ください。
自分1人で考えるときにも使えますし、特に会議等、人が集まる
ところで威力を発揮するスキルです。
それが「発散と収束」です。
情報を出すのが発散。情報をまとめるのが収束です。
物事を考えるときは、情報が少なすぎても決断ができなかったり、
精度が落ちますし、逆に情報ばかりあってもまとまりません。
つまり発散と収束というのは、「情報を収集すること」と「まとめる」ことと言えます。
聞いてみれば当たり前のことなのですが、最初に何分間の間に情報を集め、その情報の質や量が正しいか判断し、まとめるということをせねば物事は決まりません。大事なことです。
おそらく物事を決めるのが下手な人は発散か収束のいずれか、もしくは両方が下手なのです。
決断する事ばかり考えていても、必要な情報がなければいつまでたっても正しい判断はできません。
まずは発散から意識して、情報を出してみてください。
その後、情報の質や量が正しいかを判断してください。
もし情報に十分さを感じなければ、それは発散が下手なのかもしれません。
自分やまわりの人から上手に情報を引き出す方法を学ぶ必要があります。
各人が何が得意でどういう情報を引き出せるか、また、何が必要となるか、どこで入手できるか。そういうことを考えてください。
また、すぐに決めれるけど精度が低い人も、大半は発散の部分で必要な情報を取得できていないケースが多いです。
以上のように考えれば、大半は必要な情報が得られないケースであると思われますが、収束が苦手という人もいます。
収束はロジカルシンキングができるかどうかだと思います。日本語でいうと論理的思考です。
「私は論理的に物事を考えられる」と思っていても、案外やり方を知らない人もいるかもしれません。
ロジカルシンキングでキーとなるのがゼロベース、MECE(ミーシー)、フレームワーク、仮説等でしょう。ロジカルシンキングではないですが、収束のために必要なスキルとして、その他にも「決断」などもあったりします。これらの言葉を知らない人は一度学んでみてください。上述しましたが「決断」については決断力をあげるにはをご覧ください。
まとめますと、
発散と収束は情報を「集めること」と「まとめる」こと。
これを意識して物事を考えるようにしていきましょう。