【VirtualBox 解決】エラーで起動しなくなった(Error -104 in supR3HardenedWinReSpawn!)

supR3HardenedWinReSpawnとログを出力してErrorで起動できなかった問題を解決。

急にVirtualBoxが起動ボタン押下後にエラーダイアログを出力するようになり、起動しなくなりました。

 

ひとまず、エラーログを確認してみるとこんな感じで出力されていました。

 

エラーログ内容:

2e4c.2e48: supR3HardenedMonitor_LdrLoadDll: pName=C:\WINDOWS\System32\ntdll.dll (Input=ntdll.dll, rcNtResolve=0xc0150008) *pfFlags=0x0 pwszSearchPath=0000000000000801:<flags> [calling]
2e4c.2e48: supR3HardenedMonitor_LdrLoadDll: returns rcNt=0x0 hMod=00007ff91a890000 ‘C:\WINDOWS\System32\ntdll.dll’
2e4c.2e48: Error -104 in supR3HardenedWinReSpawn! (enmWhat=5)
2e4c.2e48: Error relaunching VirtualBox VM process: 5

 

なにこのエラーログ、さっぱりわからない。。

ひとまずエラーのログを出力されているところより前のとこに情報がないかログを辿っていったところ、どうやらアンチウイルス系ソフトが影響しているかも?という判断に至りました。

 

で、たしかにアンチウイルス系ソフトを入れているので、もしやアンチウイルス系ソフトが自動アップデートして、VirtualBoxの起動を妨げるような邪魔な機能が追加されたのでは。。。と。

 

これだとなかなか辛いなぁと思ってたのですが、1度泣く泣くアンチウイルス系ソフトをローカル環境下でアンインストールすることにしました。

 

で、VirtualBoxを再インストールして起動すると動いた。やった!

でもPCを再起動したらまた同じエラーを吐くようになってしまった。

ということで、いつも使っているアンチウイルス系ソフトが入っていない状態でもエラーが出ることから、いつも使っているアンチウイルス系ソフトは関係ないと判断。

 

そこで次に、念のため、VirtualBoxが起動できなくなった日あたりに何かソフトをインストールしたのではないかと思いコントロールパネルから各インストールソフトの最新インストール日を見ていったところ、ビンゴ。

 

Virtual Boxが起動できなくった日に「Trusteer」というソフトがインストールされていました。

入れた覚えないなぁと眺めていると、インターネットバンキング専用ウイルス対策ソフト「Rapport(ラポート)」のことっぽい。

それなら確かに昔からインストールしてたけど、でもなんでかインストール日が新しくなってソフト名も変わっている。。

多分金融系の作業しているときに改めてインストールしたのかもしれませんが忘れました。

 

ということで、明らかにこれがトリガーだろうと判断し「Trusteer」をコントロールパネルからアンインストール。

その後はVirtual Boxは再インストールやPC再起動も何もせずに無事起動できるようになりました。

念のためPC再起動後もVirtual Boxが正常に起動できることが確認できて無事解決しました。

 

ほんとはTrusteerをインストールしておきたかったけど、今のところ支障が出るので、ひとまず金融系の作業をするPCとVirtualBoxのPCを別々にすることで対応しました。なんか設定とかうまくすればVirtualBoxとTrusteerが共存できるのかもしれないけど別PCで利用するのでひとまずこれで終了にしました。

 

2018/10追記:どうやらTrusteerの提供元(IBM)は本事象について認知しているようで、Trusteerを修正しアップデートする方向で検討中だそうです。セキュリティソフトなだけに対応してもらえると嬉しいですね。使ってないけどまた時間をおいてインストールしてみたいと思いました。

 

タイムリーに困っている人がいるかもしれないので、この記事が誰かに役に立てれば幸いです。

 

仮想化についての本