.ps1拡張子ファイルを使うソフト「PowerShell」とは??【Windows PowerShell】

「.ps1」という拡張子をファイル名の末尾にもつファイル。ときどきWindowsパソコンの中で見つけるかと思いますが、その「.ps1」ファイルは、Windows PowerShellというWindowsが標準搭載しているアプリケーションソフトで利用するファイルになります。

知っている人からすれば何でもないファイルですが、知らない人から見れば、何かわからず不安だったり、削除してよいかわからなかったり、使い方がわからないファイルです。

今回は「.ps1」の拡張子を持つファイルと、Windows PowerShellについてご紹介します。

 

Windows PowerShellとはどんなアプリケーション??

プログラマーの人に向けた説明

Windows用としてWindowsに初期インストールされているCUIです。PowerShellはコマンドプロンプトとは違い、linuxで利用できたコマンドの一部が利用できます。CUI好きのかたであれば、PowerShellについて学ぶことで、一般的なシェルやCUIと同じような幅広い応用が可能となります。

プログラマーではない人に向けた説明

PowerShellとはWindowsのパソコンをプログラミングによって制御・操作したり、自動処理を行うようなプログラマー向けのソフトです。はじめからWindowsに標準搭載されているアプリケーションソフトで、特に不安になるようなソフトではありません。ただし「ps1」ファイルの実行においては注意が必要です。詳しくは後述の内容をご覧ください。

 

「.ps1」の拡張子を持つファイルはどんなことをするファイル?

「.ps1」ファイルは、PowerShellでパソコンに処理を行わせるプログラミングが書かれたファイルです。PowerShellで「.ps1」ファイルを実行することで、「.ps1」ファイルに書かれているプログラミングの処理が実行されます。自分自身で作った「.ps1」ファイルであれば何が実行されるかわかっているので好きに利用すれば良いですが、もし自分が作ったものではない「.ps1」ファイルをPowerShellで実行する場合は、注意が必要です。その「.ps1」ファイルを実行することによりWindowsのパソコンが何らかのプログラミングされた処理を行うことになるからです。信用しているところから用意した「.ps1」ファイルであれば大丈夫でしょうが、基本的に中身のプログラミングの内容が理解できない「.ps1」ファイルは何を実行されるかわからないので実行しないほうが良いでしょう。

 

「.ps1」ファイルは削除しても良いの?

自分で作ったものやネットからダウンロードした「.ps1」ファイルであれば自己責任のもと自由に削除すべきです。しかしながら、もしWindowsに初めから準備されている「.ps1」ファイルであれば、何かのタイミングで自動実行されたり、必要となるファイルの可能性があります。

そのため、Windowsに初めから入っていたと思われる「.ps1」ファイルは中身が理解できなければ、削除せずにそのまま置いておきましょう。Windowsで使うファイルくらいに考えておくと良いと思います。

 

「.ps1」ファイルを削除してしまった

Windowsに元から入っていた「.ps1」ファイルを削除してしまった場合、こればかりはどういうプログラミング処理が書かれていたかによって、どう対処すれば良いかも変わってきます。

ただ、影響のないファイルの可能性もありますのでひとまずは様子を見てください。その時に注意することは、削除前と削除後でパソコンの動きに何かの変化が無いかを意識しながら、パソコンを利用するように心がけましょう。もし削除後にパソコンの動きがおかしいと思えば、パソコンの購入元やメーカー会社に「何月何日に○○というファイルを削除してからパソコンの動きが△△になってしまった」と相談してみましょう。

 

「.ps1」ファイルはプログラマーでないかたは特に自ら利用することもないファイル

基本的に「.ps1」ファイルはPowerShellを用いてパソコンにプログラミング処理を行わせるファイルですので、プログラマーでないかぎり、特に自ら実行するようなことはありません。Windowsの生みの親であるMicrosoftや、パソコンのメーカー会社、パソコンに詳しい知人からのアドバイスなどが無い限り特に実行する必要はありません。

逆にWindowsを使っているプログラマーの人にとってはPowerShellは便利なソフトですのでどんどん利用していくと良いでしょう。