決断力をあげるには

皆さんは決断力をお持ちでしょうか?

私は決断がすごく下手でした。

 

そのため、決断力をあげるために何か良い方法は無いかと考えておりました。

いくつかのサイトを訪問したり、本を読んだりしましたが、どれもしっくりしませんでした。

 

そんななか、あることに気づきました。

目の前に2つの比較対象があり「どっちが良いかを考える」のは無理だということです。

 

もちろんできることはありますが。

しかしながら、常にどっちが良いかの答えが見えますか?

私には見えません。見えるメソッドがあれば教えてください。

 

それに、よくあることですが、どっちをとってもダメだったり、どっちでも良いってことありませんか?

これがミソだと個人的に思っています。

どっちかを考えるときに、どっちも同じくらいなことあるのです。(どんぐりの背比べ)

むしろその機会はしばしばやってくるかもしれません。

 

私はそこでようやく間違いに気づきました。選択力であればどちらかを選ぶ必要がありますが、

決断ではどちらかを選ぶ必要などないのです。

 

決断力ではじき出される答えが、どっちもダメ。もしくはどっちも良い。となってもよいのです。

決断とはどちらかを選択することではなく決めることなのです。

 

 

「決めればいいことはわかった。で、どうやって決めればいいんだ。」

こう思っていただければ正解です。

 

ここまでお話しして、どっちもOK、どっちもNGのケースがあることはお話ししました。

 

では決め方です。

決め方のミソは比較対象を変えることです。

 

目の前の二つの事象を比較していては、決断はできません。それは選択になります。

決断とは目の前の事象と、自分のモノサシとを比較することなのです。

 

つまり自分の許容範囲内であるかを考えればよいのです。

二つの事象が、両方とも自身の許容範囲ならどっちを選んだって良いのです。

強いていえば、してはいけない唯一のことは、どちらを選ぶか迷うことです。

許容範囲内ならどちらでも良いのです。迷って時間を失うのが一番のNGな選択なわけです。

 

逆にどちらも許容範囲外なら、その他を考えることができるようになります。

選択では選ぶことができなかった解がみつかります。

 

これでもわかりにくい方は以下のことだけ考えてください。

どちらかを選んだ時に、選んだことによる最悪のケースを考えても
問題が出ないならその選択は正解としてOK。

 

たとえばレストランに行ったときにメニューのどちらを食べたいか迷ったとき、

選択ミスによる最悪のケースを考えても「自分の食べたかったものが食べられなかった」になります。

そんなもの、許容できますよね?なのでどちらを選んでも正解です。

時は金成。迷って少しでも時間を失うことが不正解です。

 

選択と決断は別物なのです。