仕事ができない2 C:コスト

仕事はQCDで評価されます。

Q:クオリティ
C:コスト
D:デリバリー

今回は必要以上に時間やお金(リソース)を使ってしまい、
赤字になってしまうような仕事ができないパターンについて考えてみます。

コスト:C

まずコストとは何かを考えます。
コストとは消費することを意味します。

人が仕事に着手すれば、当然のように、人、時間、モノ、金など消費してしまいます。

消費してしまうことは仕方がないことです。
とある漫画では「等価交換の法則」と言っているくらいです。
お金やエネルギーを生み出すには何かしらのリソースを必要とするのです。

当たり前ではありますが、仕事の見返りはそのままで、
コストを最小限に抑えることができれば、その分の利益が発生します。

今回の仕事ができないというパターンはリソース(人、時間、金、モノ)
を予定していた利益以上に消費してしまうパターンを意味します。

では以上を踏まえ、コスト面で仕事を達成するために必要なことを考えます。

1.リソースの管理・可視化

まずは以下を常に把握し、管理できているかチェックしてみてください。
管理できていなければ、するように努めてコスト意識を上げましょう。

・この仕事の報酬はいくらか。
・今どのくらいのリソースを消費しているか。
・あとどのくらいリソースを必要とするか。その結果黒字か。
・赤字になるようなリスクはないか。

コスト面は結局のところ利益がプラスかマイナスかただそれだけで、それは計算です。
コスト面で問題が発生するのは、仕事量が見えてないことが多いです。

たとえば、5+10-3は?と質問されたら正解がわかりますよね。
しかしながら、5+10-αは?と質問されるとたちまちわからなくなります。
たった一つを見えなくしただけでこうなります。

実際の仕事では5時間でできるとおもっていたことが
10時間かかってしまったということもあります。

もちろん慣れれば、ある程度の概算時間にあわせて仕事を行うこともできるようになりますが、
初めのうちは、まずできるだけ正確に仕事量を把握してください

できるだけ考慮不足が無いよう見積もってください。
それでも考慮不足だった場合は、しっかり記録し次に活かしましょう。

見積もるのが難しいと思っている人は、仕事を大きく考えすぎかもしれません。
「タスク分解」をしていきましょう。更に最初のうちは、
必ずタスクを見落とします。そのため、見積もった費用の1.2~1.5倍は
費用がかかると考えておいた方が無難です。

2.完璧を目指しすぎる

10万円の仕事を引き受けたとき、10万円分の仕事以上のことを
しようとしてないでしょうか?

理想や、あるべき姿を考慮してしまうと、予算とズレることはよくあります。
そういったときに10万円分の仕事を引き受けて、
あるべき仕事をこなしてしまうと、まず黒字にはなりません。

黒字にするには、優先度をつけて、不要な仕事はしない。引き受けない。
コストカットし続ける意識を持ってください。

完璧を目指すのが仕事ではありません。
仕事とは、依頼者の期待を満たすと同時に、受け手に利益が生まれなければなりません。

あくまで等価交換でなくてはなりません。

最後に
コストはトータルの利益がプラスかマイナスかが勝負です。
1回の仕事で赤字でも、次の仕事でそれ以上の黒字であればトータルは黒字なのです。