HTTPレスポンスヘッダの中身を確認する方法 ChromeのみでOK【拡張・プラグインなど不要】

HTTPレスポンスヘッダ確認方法をご紹介します。

Chromeブラウザを使うことで拡張機能やプラグイン不要HTTPレスポンスヘッダの中身の詳細情報を確認することができます。

 

Chromeには開発者向けの機能として、Chromeブラウザ上にて通信された情報を確認するための手段(ツール)が用意されています。(※F12キーの開発者ツールとは別物です。)

そちらを使って確認していきます。

 

 

 

ChromeブラウザでのHTTPレスポンスヘッダの確認手順

 

手順1:Chromeブラウザを新しいウィンドウで立ち上げ、初期タブ以外が無い状態にします。

※初期タブ以外があっても機能はしますが、確認したいURL以外のタブが無い状態にしておくことで、邪魔な通信が無くなり確認しやすくなります。

 

 

手順2:初期タブのアドレスバーに以下を入力し、開発者向けの通信確認画面にアクセスします。

chrome://net-internals/#events

※アクセスした時点で、通信状況を監視します。初期の状態でもgoogleとの通信が発生しています。

 

 

手順3:新しいタブを開き、HTTPレスポンスヘッダを確認したいURLにアクセスします。

 

 

手順4:開発者向けの通信確認画面のタブにもどり、検索窓に以下を入力します。

type:URL_REQUEST

※検索窓では、通信結果の一覧をソートしたりフィルターをかけたりできます。上記は検索結果をSource TypeがURL_REQUESTのみになるようフィルターをかけています。

 

まだ検索結果が多くてわからない場合は、以下のようにすると更に検索条件を絞ることができます。

type:URL_REQUEST – http://~~.com

※http://~~.comの部分は手順3で入力した確認したいURLに置き換えてください

 

 

手順5:確認したいURLがDescriptionに表示されているレコードをクリックします。

 

 

手順6:詳細情報が右側に表示されたら、Ctrl+Fで検索窓を表示し、以下を検索します。

HTTP_TRANSACTION_READ_RESPONSE_HEADERS

 

以上でHTTPレスポンスヘッダの中身を確認することができます。

確認できる結果は、以下サンプルのような中身になるかと思います。

(リクエスト内容により結果は変わるので1例となります。)

 

 

ChromeブラウザでのHTTPレスポンスヘッダの確認結果のサンプル

 

t=96872 [st=1250] 

HTTP_TRANSACTION_READ_RESPONSE_HEADERS
--> HTTP/1.1 200 OK
  Date: XXXX
  Server: Apache
  X-Powered-By: PHP/X.X.X
  Expires: XXXX
  Cache-Control: XXXX
  X-Pingback: XXXX
  Link: XXXX
  Vary: Host,Accept-Encoding
  Content-Encoding: XXXX
  Content-Length: XXXX
  Connection: close
  Content-Type: text/html; charset=UTF-8


上記のようなHTTPレスポンスヘッダの中身が確認することができました。
なおXXXXの値は対象URLにより異なりますので、確認したいURLで情報をご確認ください。